AIでブログを書きたいのに記事まで進まない人へ。インタビュー・Git・WordPressを分けた仕組みの作り方

読了 約5分 パパ
AIがインタビューで素材を集め、Gitで家族に共有してWordPressへ記事を登録する流れを表したアイキャッチ

AIに「記事を書いて」と頼んでも動けない理由

AIを使ってブログを書こうとすると、ツールを開いて「記事を書いて」と打ち込んでも、自分とは関係のない一般的な文章になったり、何を渡せばよいか分からず入力の前で止まったりします。

詰まる原因は材料の問題です。AIが記事を書くには、書き手が経験したこと、届けたい読者像、伝えたい結論、書いてはいけない範囲などの情報が必要です。材料がなければAIは内容を推測するしかなく、書き手の意図とはずれた文章になります。

WordPressの執筆画面から始めず、素材収集・Git共有・AI執筆・WordPress登録という四つの工程を分けます。

WordPressの執筆画面から始めない

ブログを書くとき、まずWordPressの「新規投稿」画面を開いてキーボードに向かう方法があります。人間が直接書く場合はそれでいいのですが、AIを使う場合には別の準備が先に必要です。

執筆画面は「文章を入力する場所」であって「何を書くかを整理する場所」ではありません。AIに渡す材料は、画面を開く前に用意されていなければなりません。

素材収集を別工程として独立させると、次のように役割を分けられます。

  • AIに渡す材料の範囲を決められる
  • 材料を用意する人とAIの役割がはっきり分かれる
  • 素材にある事実の範囲で書かせるという制約を設けやすくなる

「AIに書かせる前に、材料を用意する工程を作る」。これがこの仕組みの土台です。

AIにインタビューをさせて素材を集める

材料を集める方法として、AIにインタビューを任せる方法があります。

書き手が「こんな記事を書きたい」と漠然と伝えるだけでは、記事の材料にはなりません。読者は誰か、どんな状況の人に届けたいか、実際に経験したことは何か、読んだ後に何を判断できるようにしたいか。こういった問いに答えることで、初めて記事の骨格が見えてきます。

AIにインタビューの進め方を教えておくと、書き手は「書く」ことを意識せず質問に答えながら素材を整理できます。

インタビューで集めた内容は、記事として使ってよい範囲だけを切り出し、必要に応じて匿名化してから次の工程へ渡します。プロンプトの全文や会話のログをそのまま素材として使うことは、この仕組みでは行いません。

素材をGitで家族間に共有する

インタビューで整理した記事素材は、Gitリポジトリを使って共有します。

Gitを使うと、ファイルの変更履歴を残しながら素材を更新できます。どの内容をいつ変更したかを追えるため、家族間で修正内容を確認できます。

共有するのは「整理済みの記事素材」だけです。対話の原文や個人情報を含む記録はリポジトリに入れません。記事として使ってよい事実を整理したファイルだけを共有することで、素材の利用範囲を明確に保てます。

執筆ルールと素材をAIに渡して記事を書かせる

素材が用意できたら、それを執筆ルールと一緒にAIへ渡して記事を書かせます。

執筆ルールとは、文体、読者像、書いてよい範囲、書いてはいけない範囲などをまとめたものです。素材だけを渡すと、AIは文体や論調を自分で判断します。ルールも合わせて渡すことで、ブログの方針に沿った文章を生成させやすくなります。

この工程で大切なのは、AIに「渡した素材の範囲内で書かせる」という制約です。素材に書かれていない数値や体験を補って書かせることはしません。素材で確認できない事実は、「確認が必要な点」として明示します。

確認済みの記事をWordPressへ登録する

記事が確定したら、WordPressへ登録します。

登録するのは記事本文だけではありません。タイトルや抜粋(検索結果や一覧に表示される短い説明文)も合わせて用意します。

素材と執筆ルールを確認してから登録することで、WordPressの画面で考えながら書く工程を減らせます。

四つの工程を分けることで見えてくること

AIに渡す材料がないまま執筆を始めると、記事まで進みにくくなります。インタビュー・Gitでの共有・AI執筆・WordPress登録を別工程に分けると、各工程で「何が必要か」を整理できます。

どのGitサービスを使うか、家族の中での役割をどう割り当てるか、WordPress登録をどう行うかは、それぞれの状況に合わせて決めます。

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